タープの種類と特徴を徹底解説!キャンプにぴったりなタープの選び方

キャンプをするときに欠かせないアイテムのひとつがタープです。タープは日差しや雨から守ってくれるだけでなく、快適なリビングスペースを作り出してくれます。しかし、タープにはさまざまな種類や特徴があり、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、タープの種類と特徴を徹底解説します。自分に合ったタープの選び方もお伝えしますので、キャンプにぴったりなタープを見つけてくださいね。

タープの種類と特徴

タープは大きく分けて「オープンタープ」と「シェルター」の2種類に分けられます。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

オープンタープ

オープンタープとは、一枚の生地をポールやロープで張って屋根を作ることができるタープのことです。オープンタープの特徴は以下の通りです。

  • 開放感がある
  • アレンジが効く
  • 軽くて持ち運びやすい
  • 価格が比較的安い
  • 雨や風に弱い
  • 設営にコツが必要

オープンタープは、開放感があって気持ちがいいですね。ポールやロープの使い方によって、雨がうまく流れるようにしたり、太陽の傾きに合わせて屋根を作ったりとアレンジ方法も豊富です。また、生地面積が少なくポールも少ないため、軽くて持ち運びやすく、価格も比較的安いです。

しかし、その分雨や風に弱いというデメリットもあります。雨が吹き込んだり、風であおられたりする可能性が高いので、天候が崩れてきたらタープの下でくつろぐのは難しいかもしれません。また、設営は慣れるまでは少しコツが必要です。

オープンタープにはさらに形状によって以下のような種類があります。

ヘキサタープ

                                                        

ヘキサタープは、六角形を意味する「ヘキサゴン」からきています。その名の通り上から見ると六角形に見えるのがヘキサタープです。ヘキサタープは2本のポールで設営することが多く、比較的立てやすく人気のあるタイプです。サイドポールを使ってサイドを持ち上げれば、開放感が増します。見た目もとんがったイメージで、張り姿が美しくスタイリッシュなのも特徴です。日陰面積はレクタタープよりも狭くなりますが、少人数での利用ならプライベート感は増して快適です。

ヘキサタープがおすすめなのは、設営の気軽さと居住性のバランスが良いタープを求める人や、見た目のスタイリッシュさが好きな人です。

レクタタープ

                                                      

レクタタープは、長方形を意味する「レクタンブル」からきています。その名の通り長方形の形をしたオープンタープです。レクタタープは6本のポールを使って設営することが多く、日陰面積が広くて居住性が高いです。開放感もあってグループでテーブルを囲むのに最適です。ポールの長さやロープの張り方によってアレンジも効きます。

レクタタープがおすすめなのは、大人数でテーブルを囲みたい人や、広い日影が欲しい人です。持ち運べる車さえあれば、快適なキャンプを楽しめるでしょう。

ウィングタープ

                                                   

ウィングタープは、ひし形の形をしたオープンタープです。設営すると鳥が羽を広げたような形になります。ウィングタープは2本のポールで設営することが多く、風に強くてコンパクトです。日陰面積は少ないですが、その美しい形に一部では高い人気があります。

ウィングタープがおすすめなのは、風に強いタープを求める人や、独自のサイト作りを楽しみたい人です。

多角形タープ

                                                   

多角形タープは、5角形や8角形といった多角形の形をしたオープンタープです。ポールの立て方を工夫すれば、いろいろなレイアウトで設営できます。独自のサイト作りを楽しみたい人にうってつけです。

多角形タープがおすすめなのは、自由度の高いタープを求める人や、個性的な見た目が好きな人です。

シェルター

シェルターとは、サイドにパネルが装備されているタイプのタープのことです。シェルターの特徴は以下の通りです。

  • プライバシーが確保できる
  • 虫や風を防げる
  • 価格が比較的高い
  • 重くて持ち運びにくい
  • 設営に時間がかかる

シェルターは、プライバシーが確保できるというメリットがあります。サイドパネルによって周囲から見られにくくなりますし、虫や風も防げます。メッシュ窓が付いているモデルもありますので、通気性もバッチリです。

しかし、シェルターは生地面積が多く、パーツも多いため、価格が比較的高くなります。重くて持ち運びにくく、収納場所もかさばります。設営にも時間がかかりますし、風に強いとは言えないでしょう。

シェルターにはさらに形状によって以下のような種類があります。

スクリーンタープ

                                         

スクリーンタープは、テントのように組み立てるタイプのシェルターです。安定感が高く、風に強いです。サイドパネルはメッシュ素材でできており、虫や冷たい風を防ぎつつ、通気性も良好です。快適なキャンプを楽しみたい人におすすめです。

ドームタープ

                                                   

ドームタープは、ドーム型のテントのような形をしたシェルターです。スクリーンタープよりも屋根が高くなっており、開放感があります。サイドパネルは取り外し可能で、オープンタープとしても使えます。用途に合わせてアレンジできるのが魅力です。

タープの選び方

タープの種類と特徴を知ったところで、自分に合ったタープの選び方をお伝えします。タープを選ぶときには以下のポイントに注意しましょう。

  • 用途や目的
  • 人数やサイズ
  • 予算や重量
  • 設営や収納

まずは、タープをどんな用途や目的で使いたいかを考えます。日差しや雨を避けるだけならオープンタープで十分ですが、虫や風を防ぎたいならシェルターがおすすめです。また、ソロキャンプやツーリングキャンプならコンパクトなウィングタープや多角形タープが便利ですが、グループキャンプやファミリーキャンプなら広々としたレクタタープやスクリーンタープが快適です。

 

次に、人数やサイズについて考えます。一般的には、1~3人で使うなら3~4m、4~6人で使うなら5m前後のサイズのタープが適しています。ただし、キャンプ場のサイトの広さも考慮する必要があります。一般的なキャンプサイトの広さは10×10mですが、場所によって異なることもありますので事前に確認しておきましょう。テントと併設する場合は、テントの大きさも合わせてサイズ感を考えましょう。

 

さらに、予算や重量について考えます。タープは生地面積やパーツの数によって価格や重量が変わります。オープンタープは比較的安くて軽いですが、シェルターは比較的高くて重いです。予算や重量によって選択肢が変わってきますので、自分の許容範囲を決めておきましょう。また、持ち運びや収納にも影響しますので、車の大きさや保管場所も考慮する必要があります。

 

最後に、設営や収納について考えます。タープは設営に時間や手間がかかるものもあります。特にシェルターはパーツが多く、組み立てるのにコツが必要です。初心者や一人で設営する場合は、オープンタープの方が簡単です。また、収納時には生地を折りたたんだり、ポールを分解したりする必要があります。収納袋に入れるのに苦労しないように、生地はきれいに折りたたみましょう。ポールは分解するときに無理に引っ張らないように注意しましょう。

 

まとめ

今回は、タープの種類と特徴を徹底解説しました。タープはキャンプを快適にする大切なアイテムですが、自分に合ったものを選ぶことが重要です。用途や目的、人数やサイズ、予算や重量、設営や収納などのポイントを押さえて、キャンプにぴったりなタープを見つけてくださいね。