海底からレアアースを取り出す!日本の独自技術とその可能性

こんにちは!今日は、レアアースという素材についてお話ししたいと思います。

 

レアアースって何?と思う方も多いかもしれませんね。実は、私たちの身の回りにあるスマホやパソコン、テレビや電気自動車などに欠かせない重要な素材なんですよ。

 

でも、このレアアースは名前の通り「珍しい土」で、世界中で採れる量が少なくて高価なんです。特に中国がほとんどを生産しているので、日本は中国に頼らざるを得ませんでした。

 

でも、そんな状況が変わろうとしています。実は、日本の南鳥島(みなみとりしま)周辺の海底には驚くべき量のレアアースがあることがわかったんです!

 

しかも、この海底のレアアースは水深5000メートル以上の深海にあります。そこから採り出すことができれば、日本は世界最大のレアアース生産国になれるかもしれません!

 

では、どうやって海底からレアアースを取り出すのでしょうか?それには日本が開発した独自技術が必要です。その技術とは、「浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)」を応用したシステムです。

 

FPSOというのは、海上で石油やガスを採掘して貯蔵する巨大な船舶です。このFPSOに特殊な装置を付けて海底から泥状のレアアースを吸い上げて船内で分離する仕組みです。

 

この技術はすごいだけではありません。実際に試験的に水深2470メートルの地点から海底堆積物(たいせきぶつ)を揚泥(ようでい)することに世界で初めて成功したんです!これは大きな成果ですね。

 

今後はさらに水深6000メートル以上の南鳥島沖でも試験を行って安全性や効率性を確認する予定だそうです。

 

しかし、海底からレアアースを取り出すことには問題もあります。例えば、海洋環境への影響です。海底から泥を吸い上げることで重金属や有害元素が海水中に流れ込み、生態系や漁業に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

また、国際法上の問題もあります。南鳥島周辺は日本だけではなく他国も領有権や資源権を主張している場合があります。そのため、海底レアアースの開発には国際協力や紛争解決の必要性も高まっています。

 

以上が、海底からレアアースを取り出す!日本の独自技術とその可能性というブログ記事の内容でした。

 

いかがでしたか?レアアースは私たちの生活に密接に関わる素材ですが、その採掘や利用にはさまざまな課題もあります。海底レアアースの開発は日本の未来を拓くチャンスですが、同時に責任も伴います。私たちはこの素材についてもっと知り、正しく使うことが大切だと思います。

 

それでは、今日はこの辺で失礼します。次回もまた、一緒に色々なことを学んでいきましょう!

それでは、また!