SNS依存症チェック!あなたは大丈夫?SNS依存症から抜け出す方法

こんにちは。今回は、SNS依存症についてお話ししたいと思います。SNSとは、インターネット上で友人や見知らぬ人と交流できるサービスのことで、FacebookTwitterInstagramなどが有名ですね。SNSは、コミュニケーションや情報収集に役立つ便利なツールですが、使いすぎると心身に悪影響を及ぼすことがあります。それが、SNS依存症です。

SNS依存症とは、SNSを使うことによって気分が高揚したり、現実から逃避したりすることで、日常生活に支障が出る状態のことです。SNS依存症は、行動嗜癖(こうどうしへき)の一種で、薬物やギャンブルなどに依存するのと同じメカニズムで起こります。SNSを使うことで脳内に快楽物質のドーパミンが分泌されるため、やめたくてもやめられなくなります。

では、あなたはSNS依存症かどうかチェックしてみましょう。以下の項目に当てはまるものが多いほど、SNS依存症の可能性が高いです。

 

  • 気がつくとついついSNSを見てしまう。
  • SNSを見るために学校や仕事をサボったり、休んだりすることがある。
  • SNS上の人間関係の悩みで、実際の世界での自分の仕事や家事が手につかなくなる。 
  • 誰からも共感してもらえないと激しく心が落ち込む。
  • 自分が見ていない間にSNSで楽しいことが起こっているのでは、と思うと落ち着かない。
  • SNSを見ていないと気持ちが不安定になる。
  • 時には寝る時間を削ってもSNSをしてしまう。 ・SNSをやめようと思っても、自分ではどうしてもやめられない。
  • どのくらいSNSを利用しているかと聞かれると、実際より少ない時間を申告してしまう。
  • SNSがない世界なんて考えられないと思う。

もし4つ以上当てはまってしまったら、注意が必要です。特に2番と9番に当てはまってしまったら、重度のSNS依存症です。自分では気づかないうちに、SNSに入り込みすぎてしまっています。このままでは、精神的にも肉体的にも健康を害する恐れがあります。

そこで、SNS依存症から抜け出す方法をご紹介します。以下の5つのステップを実践してみてください。

 

1.インターネットを使う時間を決める

自分で「SNSをしてもいい時間」を決めて、その時間以外はSNSを使用しないルールを決めましょう。日中仕事をしている人なら、仕事終わりに2時間、お昼休みの30分など、日常生活に支障が出ない時間を選んで決めます。これは、ついついSNSを見すぎて時間を無駄にしてしまうことの予防にもつながります。ちょっとのつもりが、気が付いたら3時間もSNSを見ていた!なんてこと、ありませんか?楽しい時間はあっという間に過ぎるので、アラームを設定して、うっかり長時間SNSをしてしまうのを防ぎましょう。

 

2.SNSからの通知が来ないように設定する

SNSで自分の投稿に対して誰かから反応があると通知が来る設定があります。この通知を設定すると、音やアプリのアイコン上で自分の投稿に反応があったことを知らせてくれるのですが、決められた時間以外はSNSを見ないようにしていても、音が鳴ったり、通知が来れば、どうしても見たくなってしまうもの。この通知設定を解除して、気になってしまうのを防ぎましょう。

 

3.スマホからSNSアプリを削除する

これはかなりの荒業になってしまいますが、時間を決めても、通知が来ないように設定しても、どうしても気になってしまう場合、いっそのこと、スマホからSNSアプリを削除してしまいましょう。SNSには種類がたくさんありますので、いろいろなSNSを見て回っているうちに何時間もSNSを使用してしまうこともあります。本当に好きなSNSだけを残し、それ以外はアカウントも削除して、強制的に使えないようにしてしまえば、SNSを利用する回数も減るでしょう。

 

4.究極の方法は、インターネット回線の解約!

ここまでしてもどうしてもSNSを長時間してしまい、自分でコントロールできないあなたには、インターネット回線を解約することをおすすめします。インターネットができないことに不便を感じるかもしれませんが、SNSに依存して失うものに比べたら、小さいことだと思いませんか?依存症には、このような多少の荒療治も必要になります。時間はかかるかもしれませんが、インターネットがない状態に不安を感じなくなったら、依存が薄れてきたということです。SNSに依存していた自分を見直し、もう自分でコントロールできるという確信を持つことができたら、またインターネット回線の契約をして、SNSをほどほどに楽しめばいいのです。

 

5.重度の依存の場合は、専門科を受診することも 究極の方法まで試してみても、何らかの方法でなんとかSNSをしようとしてしまう人がいたら、それはかなり重度なSNS依存症と言えるでしょう。SNS依存症で専門科を受診するタイミングは、先にお伝えした「SNS依存症チェックリスト」の「2.SNSを見るために学校や仕事をサボったり、休んだりすることがある。」「9.どのくらいSNSを利用しているかと聞かれると、実際より少ない時間を申告してしまう。」に当てはまってしまっている場合です。自分では気づかないうちに、SNSに入り込みすぎてしまっています。このままでは、精神的にも肉体的にも健康を害する恐れがあります。

 

そんな時は、心理カウンセラーや精神科医などの専門家に相談することをおすすめします。SNS依存症は、単なる悪癖ではなく、深刻なメンタルヘルスの問題です。自分では解決できない場合は、プロの助けを求めることが大切です。専門家は、あなたの状況や心理状態を把握し、適切な治療法やアドバイスを提供してくれます。例えば、認知行動療法やグループセラピーなどが有効です。認知行動療法では、SNS依存の原因や思考パターンを明らかにし、それらを修正する方法を学びます。グループセラピーでは、同じ悩みを抱える仲間と共感しあったり、励ましあったりすることで、孤立感や劣等感を軽減します。

 

以上が、SNS依存症についてのお話でした。SNSは楽しく使えば素晴らしいツールですが、使いすぎると危険です。自分の生活や心身の健康に影響が出ていると感じたら、早めに対策を取りましょう。SNS依存症から抜け出すことは決して不可能ではありません。あなたもSNSと上手に付き合って、充実した日々を送れるようになりますように。